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HAPPINESS NOTE

都市と自然が交差するライフスタイル日記

長屋和哉氏WSリポート

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「耳をひらく、心を開く」
今回は、6/1に山梨県北杜市明野で開かれた、音楽家・長屋和哉さんのワークショップのリポート。長屋さんはガイアシンフォニー「地球交響曲第6番」に出演されている明野在住の音楽家/マルチアーティスト。チベット仏教の仏具や中国、バリなどのアジアの打楽器の演奏を通して、人間と自然とが一つとなるような音楽を生み出す。

氏によると、私たちは現代社会の中では、あまりに多くの音に囲まれて暮らしているため、必要のない音は聴かないように身体が反応しているのだという。結果的に私たち現代人は、必要ない音だけでなく、必要のある音さえも聴きとることができなくなってきているようなのだ。たしかにそういわれると、思い当たることが多い。しかし氏はワークショップを通して、本来、わたしたちの耳は自然界の様々な音を聴く能力をもっているということを、また、音には非常に豊かな世界が拡がっていることに、気づかせてくれる。

ワークショップの内容を簡単に説明するとこうだ。
参加者は氏が用意してくれた仏具(シンギングボールなど)を手に取り、氏の合図をきっかけに思い思いに音を奏でる。1回の合奏時間は約3-4分間。その間、仏具の音色がわたしたちを包みこむ。それを90分のワークショップの中で6-7回繰り返すのだ。「じゃあとりあえずやってみましょうか」という氏の言葉から始まり、1回目は何をどうやればよいのかもわからずに自分勝手に音を出している。「他人が出す音をよく聴いて」、「心地よければ自分で音を出さなくてもいいんだよ」、「死ぬときに世界を愛して死ぬか、嫌いになって死ぬのか。私は愛して死にたい。では自分の死をイメージして鳴らしてみて」。こんな言葉をかけられながら、ワークショップはすすんでいく。最初は自分の仏具を鳴らすだけで精一杯だった私は、自分以外の音を意識化することで、徐々に音の数が整理されていった。そして、それだけでも深遠な音のする仏具であるが、音が小さく消え去る瞬間に、周囲の森から鳥や虫や風や木々の奏でる音がこころのなかにすうっと入ってくるのだ。「耳をひらく、心を開く」とはこういう事かと、感動すら覚える。

長屋和哉さんは世界的な音楽家だが、とても気さくな方だった。
CDにサインをもらっておとなしく帰京しようかと思っていたのだが、やはりそれではもったいない。少し時間をいただいて話をさせてもらった。8年前まで東京で暮らしていたという氏は、東京の現状を憂えており、本当はこういうワークショップを東京で開催すべきだともおっしゃっていた。わたしもそう思う。

長屋和哉HP http://www.ame-ambient.com/index.html

最後に、この企画に誘ってくれたキャンピカ明野の中島さんに感謝。

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最前列真ん中が長屋さん
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会場は北杜市明野にあるキャンピカ明野。明るい森が広がる大好きなキャンプ場です
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